5月12日(日)の総会・講演会は、元号が「令和」になって初めての愛知特別支援教育研究会の活動となりました。

定期総会               

平成30年度の「活動報告」「会計報告・監査報告」、令和元年度の「活動計画・予算」について話し合われ、承認されました。

記念講演会「ディスレクシア当事者から~見えてくる支援~」神山 忠氏(岐阜市立島小学校主幹教諭)

「自分のように学齢期に苦しむ子どもは自分を最後にしたい」そんな思いから教壇に立たれた神山先生に、当事者の立場から講演していただきました。

合理的配慮という考え方のなかった小学生時代、国語の授業で必死に作戦を立て、みんなに付いていこうとします。短い文章であれば暗記をする。長い文章であれば、分かち書きに書き直す。教科書には、赤ペンで斜線を入れて区切る。定規を読むべき行にあてて、必要のない行の文字を隠す…私たちが、今「読み」に困難を抱える子に行っている支援を、ご自身で考え、実行されていました。

中高生時代、数学でフローチャートを学んだときに、「なんて分かりやすい表記なんだろう!」と感動されたそうです。それ以来、神山先生は、文章も時系列等に応じてフローチャート式にまとめ直して自分のものにしていきました。

当事者の立場からお話を聞くことができるとても貴重な時間でした。“文字を読むことが難しい”子の学校生活が、いかに辛いものなのか…私たちが支援している中で「このくらいは分かるだろう」と思っていることでも、子どもたちにとっては「分からない。とても困っている!」ということがあるのではないかと考えさせられました。

子どもたちが自分の強みを生かして生活を豊かにしていくために、これからの生活に必要な力を身に付けていけるような環境を設定できる支援者になっていくために、もっとたくさんのことを学んでいきたいと思う研修でした。

鏡文字を直そうとすることの難しさを体験しました。